PRノウハウ5
話題を作る切り口 1.社会動向・トレンドに関連づける
メディアに取り上げられ話題になった情報を分類すると、いくつかのパターンが見られます。過去に取り上げられた話題の「切り口」(話題とするうえでの視点)を参考に、あなたの会社でも話題になる情報を発信できる可能性があります。そこで、メディアに取り上げられる話題を作るための切り口について連続的に紹介します。
今回はその第一弾「1.社会動向・トレンドに関連づける」です。
新聞、雑誌、テレビ、Webなどのメディアは、情報を媒介するという立場である以上、必然的に「社会動向やトレンドに関する情報」を取り上げます。そこで、これらの情報が取り上げられることを見越して、プレスリリースなどでメディアに情報提供することは有効な方法です。
ここでいう「社会動向やトレンド」とは、比較的短いスパンの出来事を指します。政治、経済、外交、国際関係、文化、スポーツなど、社会に起こる出来事に関する情報、または注目の新商品発売や、エンタテイメントのイベント、商業施設やレジャー施設のオープンなど、その時々の旬な話題のことを指します。
具体的な例を挙げます。
・TPPなど貿易に関する話題
・為替、増税や原料価格変動による価格変更
・サミット開催に向けた動き
・海外の王室や首脳の来日
・外国人旅行客の増加
・史跡の世界遺産や国宝への登録
・オリンピック、ワールドカップなど世界的なスポーツ大会の開催
・世界大会における日本人スポーツ選手の活躍
・新しいスマートフォンやデバイスなどの新商品の発売
・特定の曲や小説、マンガなどの人気
・ジョギングや自転車のブーム
・大型遊園地の新アトラクションオープン
・鉄道の開通や新車両の運行開始
例えば、社会動向・トレンドに関連付けたものとして、次のような話題が考えられます。
<社会動向・トレンドに関連づけた話題の例>
・米国の牛肉関税引き下げを見越したステーキレストランの開業
・原料高を受けて、代替品を使用した商品の発売
・東京オリンピックに向けて商店街をあげて英語のトレーニングを実施
・伊勢志摩サミット開催に向けて伊勢志摩の特産品の海外への情報発信の取り組み
・社員向けにワールドカップのパブリックビューイングをする会社
・外国人旅行客を受け入れるためのホテルのリニューアル
・自転車ブームの中、サイクリスト専用のホテルが開業
・鉄道開通にちなんだメニューの提供
このような社会動向・トレンドに関連付けた話題は、プレスリリースなどにまとめて、
内容やメディアにもよりますが、該当する出来事が起こるおよそ1か月前~1週間前に
メディアに届けることをお勧めします。
著者 門脇 純
著者紹介
門脇 純
株式会社インフォデザイン 代表取締役
PRコンサルタント・PRプランナー
1998年 名古屋大学法学部卒業
1998年~2004年 大手マーケティングリサーチ会社(東京都)
2005年~2012年 ベンチャーPR会社(東京都)
2013年~2014年 医療系NPO法人・財団法人(名古屋市)
2015年4月 株式会社インフォデザインを名古屋市に設立、代表取締役に就任。
当時、名古屋市・東海地方で初めての専門的なPRコンサルティング会社として設立。以降、名古屋・東海地方の様々な業種の上場企業・中小ベンチャー企業・大学・専門学校・団体などのPRコンサルティングを担当。
これまでに作成したプレスリリースは数百件に上り、多数のメディア露出を実現してきた。
得意領域はPR戦略策定、PR企画立案、報道分析、プレスリリース、アンケート調査PR(パブリシティ調査)、BtoB領域のPR、テクノロジー領域のPR。
